鼠径部(足の付け根付近)に違和感や膨らみを感じたことはありませんか?
例えば、立ち上がった際や咳をしたとき、または重い荷物を持ち上げたときに、鼠径部が膨らむような感覚がある場合、それは鼠径ヘルニアの初期症状かもしれません。
さらに、長時間の立ち仕事や急な体重増加がきっかけとなることもあります。このページでは鼠径ヘルニアの症状や放置することの危険性、適切な対応について詳しくご案内します。
その症状、鼠径ヘルニアかも
鼠径ヘルニアとは、お腹の中の腸や脂肪組織が腹壁の弱い部分を通って外側に突出する病気です。代表的な症状は、鼠径部に膨らみや痛みを感じること。
膨らみは横になると引っ込むことが多く、立ったり、力を入れたりすると目立つのが特徴です。 特に以下の症状が見られる場合は、鼠径ヘルニアの可能性があります。
これらの症状は日常生活に支障をきたす場合が多く、放置することで悪化するリスクがあります。
- 鼠径部にしこりのような膨らみがある
- 違和感や鈍い痛みを感じる
- 症状が活動中や力を入れた際に悪化する
鼠径ヘルニアの症状
初期の鼠径ヘルニアでは、目立つ痛みを伴わない場合が多いですが、進行するにつれて以下の症状が現れる可能性があります。特に、膨らみが大きくなり日常生活の動作が制限されることもあります。
- 膨らみが戻りにくくなる
- 活動中の痛みが増す
- 腹圧がかかると膨らみが顕著になる
特に「嵌頓(かんとん)」と呼ばれる状態では、腸がはまり込んで戻らなくなるため、強い痛みや腫れが生じます。この場合は緊急の対応が必要です。
放置しておく危険性
鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく、放置すると症状が悪化する可能性があります。特に以下のリスクが懸念されます。
嵌頓
腸がヘルニアの袋の中で閉じ込められ、腸管壊死や腹膜炎を引き起こす可能性があります。
再発のリスク増加
適切な治療を受けないとヘルニアの穴が大きくなり、手術も困難になります。 放置することで生活の質が低下するだけでなく、重大な健康被害を招く可能性があります。
いますぐすべきこと
鼠径ヘルニアが疑われる場合、早期の診察と治療が健康を守るために不可欠です。以下の行動をおすすめします。
専門医の診察を受ける
鼠径ヘルニアは触診や超音波検査で診断可能です。専門医による正確な診断を受けましょう。
腹圧を避ける生活を心がける
便秘の改善や重いものを持ち上げないようにすることが予防と症状の悪化防止につながります。
当院にまずはお気軽に外科診察にお越しください
鼠径ヘルニアの診断や治療について不安がある方は、まずは外科の診察を受けましょう。また、手術をする場合になったとしても当院では以下の体制を整えております。
- 鼠径ヘルニア治療の経験豊富な専門医による診察
- 最新の手術法である腹腔鏡手術の提供
- 術後のケアと再発防止に向けたサポート
- 日帰りで終わる手術対応
早期発見・早期治療が鼠径ヘルニアの症状改善と再発防止の鍵です。当院では個々の患者様の状況に合わせた最適な治療法を提案し、術後も安心のサポートを提供しております。まずは外科診察で手術の必要性を判断したり、詳細なお話をお伺いします。お気軽にご予約ください!