胆嚢(たんのう)の役割
胆嚢は、肝臓で生成される胆汁を一時保管する役割を担っており、胆汁の貯蔵や濃縮をしてくれる器官です。肝臓は内臓の中で最も大きく、日に約500~800mlの胆汁を生産する臓器です。
この胆汁は、脂肪の消化に不可欠で、胆管を通じて膵臓の近くで膵液と合わさり、十二指腸へ送られます。
胆嚢ポリープとは
胆嚢ポリープは、胆嚢の粘膜が盛り上がってできたものです。その大部分は良性で、コレステロールによるポリープです。
以下のようなお悩みがありましたらご相談ください
- 健康診断で胆嚢ポリープの診断を受けた
- 忙しくて手術のための入院ができない
病理検査や手術が必要な場合
コレステロールポリープは通常5mm程度で、多くの場合痛みは伴いません。
ほとんどの場合、経過観察が行われますが、サイズや形状からがんの可能性が疑われる場合は、胆嚢を摘出して病理検査が実施されることもあります。
こういった時には、腹腔鏡を使用した胆嚢摘出手術を実施します。
胆嚢ポリープの手術方法
胆嚢ポリープの治療では、胆嚢を摘出します。腹腔鏡を使うので、従来の切開術よりも小さな傷で済みますし、痛みも最小限に抑えられるため、患者様の負担が軽減されます。
さらに、当院では日帰り手術も実施しています。日帰りで受けられるので、時間・金銭的負担がかからないというメリットを得ることが可能です。
胆嚢を摘出しても問題ないのか
胆嚢の摘出は、胆嚢ポリープ治療の標準的な方法としてガイドラインにも記載されています。
日々の生活に影響はなく、痛みなどの症状がある場合にはむしろ摘出手術が推奨されています。
当院では腹腔鏡を使用して手術します
当院では腹腔鏡を使用し、痛みと傷の範囲を最小限に抑えた手術を提供しています。
胆嚢ポリープの日帰り手術費用
胆石症手術にかかる費用は、健康保険を適用した場合、患者様の自己負担は約12万円となります(3割負担の場合)。
高額医療費制度を利用した場合、限度額を超える部分は後で返金されます。
3割負担 | 約120,000円 |
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